最近、スマホに見慣れない番号からの着信が増えていませんか？とくに「+295」からの電話は、多くの方が戸惑ってしまうもの。最初は「なんだろう？」と軽い気持ちで出ようとしてしまうかもしれません。でも実は、こうした海外番号からの着信には注意が必要なんです。知らずに折り返すと、高額な通話料金が請求されるケースもありますし、家族や大切な人にも影響が出るかもしれません。この記事では、そんな不安を少しでも軽くできるように、わかりやすくやさしい言葉で丁寧にお話ししていきます。実際の仕組みや具体的な番号例、対処法までじっくりと説明しますので、初心者の方でも安心して読める内容です。
+295はどこの国からの電話番号？
国番号+295はフェロー諸島
「+295」は、実は北欧にあるデンマーク自治領のフェロー諸島という場所の国番号なんです。日本ではあまりなじみがない地域なので、急にこの番号から着信があると、びっくりしちゃいますよね。でもフェロー諸島は羊の放牧で有名だったり、海に囲まれた小さな島々で漁業が盛んだったり、ちょっと素敵な面もあるんです。日本からは飛行機で15時間以上かかるような遠い場所で、物価もやや高めと言われています。そんな場所に簡単に知り合いがいることは少ないですよね。日本との距離や物価、通話料金イメージ フェロー諸島は日本から遠く離れているため、電話をかけると国際通話料金がとても高いです。場合によっては1分数百円になることもあります。だからこそ、詐欺師はこの番号を使ってお金をだまし取ろうとするんですよ。
ワンギリ詐欺ってどういう仕組み？
知らない番号にかけ直させるトリック
ワンギリ詐欺は、あえて1コールで切ることで「なんだろう？」とこちらにかけ直させ、高額な通話料金を請求する手口です。ちょっとした好奇心が、大きな出費につながることもあるんですね。さらに悪質なものになると、折り返した際に自動音声で長く話させようとしたり、待機音を流して時間を稼ぎ、知らずに何分も通話させて高額請求を狙うケースもあります。友達や家族の番号と間違えたふりをしてSMSを送ってくる例も報告されています。
どうして国際電話番号が使われるの？
国際電話は国内より通話料が高いので、詐欺師にとっては都合がいいんです。高い国際料金で一気に稼げるため、海外からの番号を使うケースが多いんですよ。また日本の法律や取り締まりから逃れやすく、追跡が難しいことも理由の一つです。
+295以外の代表的な詐欺番号
実は「+295」だけではなく、「+375（ベラルーシ）」「+44（イギリス）」なども同じようにワンギリ詐欺に利用されています。さらに「+20（エジプト）」や「+53（キューバ）」などが使われた事例もあり、知らない海外番号には要注意です。少しでも怪しいと感じたら、その場で調べてみる習慣を持つと安心ですよ。
「+295」から電話が来たときの正しい対処法
出るだけなら課金されない？折り返しがNGな理由
まず安心してほしいのは、電話に出るだけならお金はかからないということです。ただ、折り返すと国際料金が発生し、高額請求の原因になります。さらに折り返したことで業者に「この番号は有効」と認識され、その後も別の詐欺電話やSMSが何度も届くリスクが高まります。詐欺グループのデータベースに登録されると、同様の手口で繰り返し狙われることもあるんです。だからこそ、折り返さないことがとても大切なんですよ。心配でどうしても気になるときは、番号をネットで検索して調べる習慣をつけるのがおすすめです。
着信拒否設定をスマホでやってみよう
もし同じ番号から何度もかかってくるなら、スマホで着信拒否を設定しちゃいましょう。iPhoneなら「履歴」から番号を選んでブロック、Androidも同じように簡単にできます。さらに迷惑電話対策のアプリを使えば、自動的に怪しい番号を警告してくれる機能もあります。こうしたツールを活用することで、もっと安心してスマホを使えますね。
SNSに番号を晒さないで
ついSNSに「この番号から電話が来た！」と投稿しちゃう方もいますが、これが逆に詐欺師に見つかるきっかけになることもあります。さらに悪質な業者はSNS上の投稿を収集して、新たなターゲットリストを作ることも。そうなると、あなたの番号がリストに載ってしまい、別の詐欺電話やメールが届く確率が一気に上がってしまいます。また、見知らぬ人がDMで連絡を取ってきて、そこから別の詐欺につながるケースも少なくありません。SNSには電話番号を書かないのが一番安心ですし、できればこうした体験談も投稿する際は個人情報を伏せる工夫をしておくとより安全です。
日頃からできる3つの予防策
海外番号の着信には慎重に
普段から「見慣れない国番号には出ない・折り返さない」を心がけましょう。これだけでも被害をぐっと減らせます。さらに、スマホに登録していない番号は必ず一度ネットで検索してから出るようにすると安心です。最近は電話番号を共有するサイトもあるので、そこに載っていれば迷惑電話と分かることもあります。万が一出てしまったとしても、冷静に対応し、怪しいと感じたらすぐに切る勇気を持ちましょう。
電話番号をむやみに登録・公開しない
懸賞やアンケートサイトで、気軽に電話番号を入力していませんか？登録は信頼できるサイトだけにするのがおすすめです。また、友人や家族にもこうした危険を話しておくと、自分以外の周囲も被害にあいにくくなります。LINEやメールで簡単にシェアしておくのも良いですね。
家族や高齢の親にもシェアして注意喚起
とくにお年寄りはこうした詐欺を知らずに折り返してしまうこともあります。最近では固定電話を狙うケースも多く、留守電設定をうまく使うだけでも被害を防げます。家族みんなで情報を共有して、被害を防ぎましょう。ちょっとした会話の中で「こういう電話が増えてるらしいよ」と話題にするだけでも大きな予防になります。
実際に被害に遭ったらどうする？
すぐに警察相談専用ダイヤル（#9110）へ
もし怪しいと感じたら、まずは#9110に電話して警察に相談を。緊急性が高いときは110番でもOKです。警察では最近の事例や詐欺の傾向を知っているので、的確なアドバイスをもらえます。自分だけで抱え込まず、少しでもおかしいと思ったらすぐに連絡するのが安心です。
消費者ホットライン（188）も活用
「これって消費者トラブル？」と思ったときは188（いやや）にかけて、消費者センターにつないでもらいましょう。消費者センターでは地域ごとの担当者が丁寧に相談に乗ってくれますし、返金の手続き方法や、同じような事例の具体的な解決策も教えてくれます。
電話会社に状況を伝えて料金対策を
被害額を少しでも抑えるために、利用している電話会社に早めに相談するのもポイントです。場合によっては料金を調整してくれたり、今後の被害を防ぐための設定を提案してくれることもあります。困ったときはためらわず、まずは窓口に連絡してみましょう。 被害額を少しでも抑えるために、利用している電話会社に早めに相談するのもポイントです。
最近増えている国際詐欺の事例
SMS（ショートメッセージ）詐欺にも注意
電話だけでなく、最近はSMSで「荷物の不在通知」や「宅配便の再配達」を装ってリンクを踏ませる詐欺がとても増えています。中には銀行やクレジットカード会社を偽った内容もあり、リンク先で情報を入力させる手口が多いです。怪しいSMSは開かず、リンクは絶対にタップしないでください。スマホに不審なアプリが勝手にインストールされるケースもあるので、少しでも変だと思ったら無視して削除しましょう。できれば家族にもこういったSMS詐欺の話をして、同じ被害にあわないよう注意喚起しておくと安心ですね。
詐欺業者がよく使う国番号一覧
「+375」「+44」「+221」など、他にも多くの国番号が使われています。最近では「+20（エジプト）」や「+53（キューバ）」なども報告が増えており、知らない番号は必ず一度調べるクセをつけると安心ですね。少し面倒でも、そのひと手間が大きな被害を防ぐカギになります。
【Q&A】+295からの着信でよくある疑問
出ただけでお金は取られるの？
いいえ、電話に出ただけでは課金されません。安心してください。ただし折り返すのは絶対NGです。さらに心配な方は、出る前に番号をネット検索してから応答するクセをつけるとより安心です。出てしまった後も特に怪しい会話がなければ大丈夫なので、落ち着いて行動しましょう。
折り返しちゃったけどどうすれば？
慌てず、すぐに電話会社や消費者ホットラインへ連絡しましょう。早ければ請求を減らせる可能性があります。また、これ以上詐欺電話がかかってこないように着信拒否設定や迷惑電話対策アプリを入れるのもおすすめです。こうした対策をすることで、今後の安心感がぐっと増します。
電話会社に通報したほうがいい？
はい！同じ被害を防ぐためにも、かかった番号を伝えておくと他の利用者のためになります。さらに電話会社が不審な番号を把握してブロック対象にする場合もあるので、ちょっとした情報提供が多くの人を守ることにつながりますよ。
まとめ ─ 慌てず冷静に対処しよう
知らない番号からの電話って本当にドキッとしますよね。とくに最近は海外番号からの着信が増えているので、不安になるのも無理はありません。でも、慌てずに「出ない・折り返さない・相談する」を心がければ大丈夫です。少し調べるだけで大きな被害を防ぐことができますし、家族や友達にもこうした情報をぜひシェアして、一緒に詐欺から身を守りましょう。もし周りに高齢の方がいるなら、具体的に「こんな電話には注意してね」と声をかけるだけでも大きな予防になります。みんなで支え合って安心を広げていけるといいですね。
