「自宅でサクサクとしたおいしい天ぷらを作りたい!」
そう思ってキッチンに立つ機会も多いですね。
でも、揚げたての天ぷらの衣がポロポロと剥がれてしまうことが悩みの種です。
私もそんながっかりする瞬間を何度も経験しました。
ただ単に揚げるだけではなく、小さなコツを加えることで、この問題を解決できることがわかりました。
ここで、サクサクで見た目も美しい天ぷらを上手に揚げるための秘訣をご紹介します!
茄子の天ぷらの衣が剥がれないようにする方法
天ぷらの衣が剥がれる主な原因とその対策
天ぷらの衣が剥がれてしまう最も一般的な原因は、食材の表面に残る水分です。
熱い油の中で水分が蒸発すると、食材と衣の間に隙間ができ、衣が剥がれやすくなります。
特に水分を多く含む茄子では、この問題が顕著に現れます。
天ぷらの下準備が成功の鍵
美味しい天ぷらを作るためには、以下の2つの準備が重要です。
1.茄子が湿っている場合、キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取ります。茄子を切った直後に使用する場合は、水にさらす必要はありません。
2.衣をつける前には、打ち粉をしっかりと使用します。天ぷら粉や薄力粉を使うことで、これらの粉が茄子の水分を吸収し、衣がきれいに付着するのを助けます。
水分を含む茄子を使う際は、衣が剥がれやすいだけでなく、揚げた際に衣がすぐに油っぽくなりがちです。
サクサクの天ぷらを作るためには、粉をまぶす工程と揚げる工程、両方に注意を払うことが大切です。
天ぷら粉の理想的な準備方法
・天ぷら粉や薄力粉、水、卵は使用する前に冷蔵庫で冷やしましょう。室温で保管されていると小麦粉のグルテンが活性化しやすく、粘りが出やすい原因となります。
・水と卵を最初にしっかり混ぜ合わせた後、粉を加える際は、混ぜ過ぎないように気をつけましょう。少し粒が残る程度が理想的です。混ぜ過ぎると衣が粘り気を帯びてしまいます。
・水分量が多い食材には、粉を少し多めに加えてやや濃いめの衣を作ると良いでしょう。
揚げる際のテクニック
・揚げ油の温度管理が重要です。
温度が低すぎると天ぷらが油を吸ってベトベトになりがちです。
しっかり180℃に設定していても、油の量が少なかったり、一度に多くの食材を入れると温度が下がりがちです。
・油はたっぷり用意し、170℃から180℃を保つことが重要です。衣の一部を油に落として、それが1/3程度浮かび上がると180℃に達している目安です。
・食材を揚げる際は、返しやすいようにスペースを空け、茄子の場合は2~3分が揚げ時間の目安です。
これらのポイントを守ることで、均一に衣がついたサクサクの茄子の天ぷらを楽しむことができます!
かき揚げを完璧に揚げるためのコツ
かき揚げは、野菜がバラバラになったり、油っぽくなりやすいという課題がありますが、いくつかのポイントを押さえることで、バラバラにならずにサクサクのかき揚げを作ることが可能です。
具材の選び方と下ごしらえ
・異なる食感の野菜を組み合わせる
例えば、玉ねぎは加熱すると柔らかくなるため、にんじんやれんこんなどの硬い野菜と組み合わせることで、かき揚げに異なる食感を加えることができます。
これにより、かき揚げの食感が豊かになります。
・具材のサイズを統一する
すべての具材を同じ厚さや大きさに切ることで、均一に調理されやすく、バラバラになりにくくなります。
・打ち粉を利用する
野菜に均一に打ち粉を施すことで、衣を少なくしても野菜をしっかりとまとめることができます。
また、これにより粉っぽさが減り、軽やかな食感のかき揚げが完成します。
天ぷら粉の準備のコツ
・粉は冷たい水を準備します。
・小麦粉は事前にふるっておくことで、ダマができにくくなり、具材にしっかりと絡みます。
・粉を混ぜる際は、混ぜ過ぎないことがポイントです。これは、茄子を含むさまざまな天ぷらで共通するコツで、小麦粉のグルテンが出過ぎないようにするためです。
揚げ方のテクニック
・適正な油温は170℃から180℃です。
・具材は一つの塊にまとめてから、油にゆっくりと落とします。穴あき杓子やお玉、木ベラを使って鍋の端にそっと入れると良いです。ゆっくり入れることで形が崩れにくくなります。
・キッチンペーパー上に具材をのせ、そのまま油に滑り込ませる方法も形が崩れにくく、失敗しにくいため、お勧めです。
・揚げ始めたらしばらくは触らないでください。最初の約1分間はそのままにし、裏が固まったら菜箸で優しくかき揚げの下に差し込んで返します。この時、揚げ物を「掴む」のではなく、「さし入れる」ようにして端に寄せるのがコツです。
・揚げ時間は具材により異なりますが、泡や音が小さくなり、持ち上げた感じが軽くなったら取り出すのが丁度良いタイミングです。
これで、お好みの具材を使った多彩なかき揚げを楽しむことができます。
天ぷら作りの重要なポイントまとめ
天ぷら作りにおいて重要な各工程で注意すべき点は以下の通りです。
・「具材の水分をきちんと取り除くこと」
・「グルテンの発生を抑えた粉の準備方法」
・「油温を均一に保つこと」
これらのポイントをしっかり守れば、天ぷら作りにおける問題はもうありません。
是非とも、お店で食べるようなサクサクで見た目も美味しい天ぷらを、家庭で挑戦してみてください!